やさしく ニュース 筑波宇宙センター 特別公開 H-II HTV-X RV-X きく9号 JAXA 見学

筑波の特別公開は11月28日、入場予約なしでH-IIロケットの周りを歩ける

・打ち上げ日和 編集部 ・約9分で読めます

JAXA筑波宇宙センターの特別公開は11月28日。入場に予約は要らず、H-IIロケットのツアー、RV-Xの講演、HTV-Xの愛称投票は申込なし。駐車場は予約制で締切は11月13日、GO/NO GO判断会議の申込情報は準備中。

宇宙にくわしくない人むけ。専門用語を使わずに書いています。

種子島宇宙センターから上昇するH3ロケット。機体の下に白い噴煙の柱が伸びている
特別公開の会場は茨城県つくば市の筑波宇宙センターで、ロケットは上がりません。写真は種子島宇宙センターから上昇するH3ロケット(2025年2月・みちびき/QZSS-HP)で、会場ではありません。会場で名前を投票するHTV-Xや模型が出るきく9号は、写真と同じH3ロケット(ブースタの本数など形は別)で運ばれる衛星・機体ですU.S. Air Force photo by Senior Airman Jacob Wood / パブリックドメイン / 出典

JAXA(宇宙航空研究開発機構)の筑波宇宙センターが、「特別公開2026」を2026年11月28日(土)に開きます。場所は茨城県つくば市です。入場は無料で、雨でも行われます。

この記事は、28日に筑波へ行くかどうかを決める人のための記事です。入場に予約が要るのか、車で行けるのか、ロケットに関わる企画のどれが申込なしで見られるのかを、公式の特設サイトから拾って書きます。開催まであと22日です。

上の写真は種子島宇宙センターから上がるH3ロケットで、筑波の会場ではありません。筑波宇宙センターは射場(ロケットを打ち上げる場所)ではなく、ここからロケットは上がりません。当サイトの画像プールに筑波の写真が無いため、会場で名前を投票するHTV-Xや、模型が出るきく9号を運ぶのと同じH3ロケットの写真を載せています(写真の便はみちびきを運んだもので、ブースタの本数などの形はHTV-Xの便とは違います)。

11月28日はどこで、予約はいるのか

会場は筑波宇宙センター(茨城県つくば市)です。入場について、特設サイトの「よくある質問」には、こう書かれています。

入場自体の事前登録は不要です。ただし、一部イベントと駐車場は事前申し込みがが必要です。 (JAXA筑波宇宙センター「特別公開2026」よくある質問。「がが」は原文のまま)

つまり、入るだけなら予約はいりません。開催時間は10時〜15時30分で、最終入場は15時です(特設サイトの開催概要)。去年(2025年11月8日)も同じ時間でした。入場は「自動車も含めて9:00前後を予定」で、イベントの開始は10時です。

車で行く人は、ここが大事です。 駐車場は事前申込制で、「ご予約のない方はお車での入構はできません」とあります。駐車場の受付は今日時点で「受付中」で、特設サイトには締切は11月13日23時45分と書かれています(今日から7日後)。申込先へのリンクは特設サイトの「駐車場のご利用について」にあります。大型バス・マイクロバスは入れません。「お車による送迎やタクシーでのご来場はご遠慮ください」とも書かれています。

つくば駅からは無料の送迎バスが出ます。特設サイトに載っている時刻は、行きが9時30分〜14時30分で約15分間隔、帰りが12時〜15時30分で、帰りの乗り場は「ロケット広場付近」です。ただし見出しは「2026年情報準備中」のままで、「運行時間、運行間隔、乗り場などは、内容が確定後に更新します」とあります。つくば駅側の乗り場も「確認中」です。行く直前にもう一度見てください。

イベントは全部で57件です。申込や整理券(会場で配る順番の券)が要るのは一部で、「整理券は当日会場で配布します」とあります。

申込なしで見られるロケットの企画は何があるのか

イベントの一覧から、ロケットと打ち上げに関わるもので、申込も整理券もいらないものを3つ拾います。

時刻が決まっているのはツアーと講演なので、この2つを軸に回る順を決めると動きやすいはずです。ツアーは12時台に出発が無く、講演の2回目は12時からなので、昼は講演に合わせると空きません。

HTV-Xの名前はどう決まるのか

55 未来を運ぶ名前を選ぼう!HTV-X愛称投票。こちらも「新イベント」で、申込も整理券もいりません。場所は宇宙ステーション運用棟、時間は10時〜15時30分です。説明にはこうあります。

HTV「こうのとり」に続くHTV-Xの愛称が、あなたの一票で決まります。 (JAXA筑波宇宙センター「特別公開2026」イベント55)

HTV-Xは「こうのとり」の後継の機体で、1号機は2025年10月26日にH3ロケットで上がっています。同じ棟の「HTV-X/JDOCXを知ろう!」では「今年はドッキング機構地上試験モデルも展示します!」とあります。

会場以外で投票できるのか、一般公募があるのかは、特設サイトには書かれていませんでした。当サイトが見た範囲では「会場で投票する」ことだけが分かっています。

HTV-Xを運ぶのは、H3ロケットのうちブースタを4本付けたH3-24という形です。当サイトの集計では、この形は2回飛んで2回とも成功しています(2025年10月のHTV-X1号機と、2026年10月のMMX。10月16日の記事)。次のHTV-X2号機は、当サイトの予定表では「2027年」より細かい日付がありません。

「打上げか、延期か」の判断会議はどう申し込むのか

32 打上げか?延期か?「ロケット GO/NO GO判断会議」は、来場者が打ち上げ隊の一員になり、制限時間内に打ち上げを続けるか延期するかを決める企画です。10時15分から15時15分まで、1時間ずつ5回あります。

こちらは事前申込ですが、イベントデータには「申込情報は準備中です」とあり、申込の開始日・締切・申込先はどれも「確認中」です。今日の時点では、申し込みたくても申し込めません。特設サイトを見直すしかない状態です。

実際の打ち上げで「延期」がどう決まるかは、9月5日の説明記事に書いています。会議に参加する前に読むと、何を判断させられるのかの見当がつきます。

申込が要る他の企画は、締切がもう近いものがあります。イベントデータに締切が入っている8件のうち、いちばん早いのは11月15日15時(05 科学×デザイン)です(駐車場の11月13日23時45分は、これよりさらに早い締切です)。14・19・46の3件は11月17日23時59分が締切で、応募者が多い場合は抽選になります(「応募者多数の場合は抽選となります」の注記は、05と02の手話案内ツアーにも付いています)。「みちびき」と「ソクイ」のプロマネ(プロジェクトマネージャ)が話す「プロマネミニトーク」(06)は先着順で、11月28日13時まで受け付けます。みちびきの5号機は、2025年12月22日のH3ロケット8号機で失われた衛星です(9月23日の記事)。

筑波のH-IIロケットは何回飛んだのか

ロケット広場で一周するH-IIは、当サイトの集計では7回飛んで6回成功、失敗は1回です。初めて飛んだのは1994年2月4日(日本時間)で、最後に飛んだのは1999年11月15日です。失敗の1回はこの最後の便(MTSATという衛星を載せた便・種子島)でした。失敗の原因は当サイトのデータに入っていないので、ここでは書きません。

最後の飛行から特別公開の日まで、9,875日です。年にすると27年で、H3ロケットが初めて飛んだ2023年より、さらに24年前のロケットです。

ひとつ注意があります。当サイトの集計で「H-II」と名の付くロケットは、H-IIA・H-IIBを含めると66回になります。上の7回はH-IIだけの数で、この2つの数字は別のものです。また、ロケット広場のH-IIが飛ばなかった機体なのか、どういう由来のものなのかは、特設サイトでは確かめられませんでした。

11月のJAXAの特別公開は3か所あります。相模原(7日と8日、11月5日の記事)、種子島(23日、11月4日の記事)、そして筑波(28日)です。初日から最終日まで21日間で、筑波が最後です。

いまできることは3つです。

  1. 電車で行くなら、予約はいりません。 つくば駅からの無料バスは時刻が「準備中」なので、行く前に特設サイトを見直してください
  2. 車で行くなら、駐車場の申込を11月13日23時45分までに。 予約のない車は入れません。これがいちばん早い締切です
  3. 判断会議に出たいなら、待つ。 申込情報は「準備中」です。他の申込制の企画は11月15日・17日の締切があるので、そちらは先に動いてください