やさしく ニュース MMX H3 種子島

次の国内ロケット打ち上げは10月20日4時41分

(2026年9月7日(月) 更新) 打ち上げ日和 編集部 約3分で読めます

日本の次の打ち上げは10月20日の早朝、種子島から。火星の月をめざすMMXをH3ロケット10号機が運びます。何時に、どこで見えるのかをやさしくまとめました。

宇宙にくわしくない人むけ。専門用語を使わずに書いています。

種子島宇宙センターから上昇するH3ロケット。機体の下に白い噴煙の柱が伸びている
種子島宇宙センターから上昇するH3ロケット(2025年2月・みちびき/QZSS-HP)U.S. Air Force photo by Senior Airman Jacob Wood / パブリックドメイン出典

日本で次に上がるロケットの日時が決まっています。2026年10月20日(火)の4時41分03秒、種子島宇宙センターから、H3ロケットの10号機が打ち上げられます。

まだ1か月半ほど先ですが、「何時に、どこで見られるのか」がもう分かっている状態です。ここでは、宇宙にくわしくない人にも分かるように、決まっていることだけを書きます。

いつ、どこから上がるのか

項目決まっていること
日時2026年10月20日(火)4時41分03秒
予備の日10月21日(水)〜11月7日(土)
場所種子島宇宙センター 大型ロケット発射場
ロケットH3ロケット 10号機
運ぶもの火星衛星探査機(MMX)

いずれもJAXAが8月20日に発表した内容です。秒まで決まっているのがポイントで、これは打ち上げの準備がかなり進んでいることを意味します。

4時41分は、まだ暗い

10月20日の種子島は、4時41分だとまだ日の出前です。夜明け前の暗い空にロケットの炎が上がる、いちばん見ごたえのある時間帯といえます。

そのかわり、現地で見るなら前の日のうちに種子島に入っている必要があります。当日の朝に船や飛行機で渡って間に合う時間ではありません。宿も、打ち上げが近づくと埋まりはじめます。

「火星の月」に行く

MMXは、火星のまわりを回っている小さな衛星(フォボスとダイモス)を調べに行く探査機です。名前のMMXは Martian Moons eXploration の頭文字です。

火星そのものではなく、その「月」に行くところが変わっています。しかもただ見るだけでなく、地面のかけらを持ち帰る計画です。うまくいけば、地球の外にある「月」から試料を持ち帰った初めての例になります。

ただし、それは何年も先の話です。10月20日はその第一歩、打ち上げの日です。

見に行くか、中継で見るか

種子島には、打ち上げのたびに開放される観覧場所があります。南種子町は2026年8月20日に、今回の指定見学場を4か所と告知しました。

そのうち恵美之江展望公園だけが事前抽選で、申し込みの締め切りは9月13日です。残る3か所は申し込みが要りません。

申し込みの方法、抽選に外れたときの選択肢、まだ決まっていないことは、別の記事にまとめています。→ MMXの観覧、抽選の締め切りは9月13日

現地に行かない場合はJAXAの中継で見られます。深夜から早朝の時間なので、見るなら前の晩に準備しておくのがよさそうです。

この先の見どころ

打ち上げ日が「秒まで」決まっていても、当日までに動くことはあります。天気、機体の点検、地上設備の不具合——理由はいろいろです。動いたときは、その理由と新しい日程をこのサイトで追いかけます。

いまの段階でやっておくといいのは、種子島に行く予定があるなら宿と船・飛行機を早めに見ておくことです。打ち上げが近づくほど選べる余地は減ります。


2026年9月7日 訂正:公開時点で「観覧場所は今の時点では確定していません」と書いていましたが、南種子町は2026年8月20日に指定見学場4か所を告知しており、公開時点で誤りでした。該当箇所を事実に差し替えました(出典=南種子町「ロケット打ち上げ見学場のご案内」)。